2014年7月6日

所用で鹿児島に。この機会に、知覧を再訪しました。
亡父は病院理事長ながら、日本社会党所属の衆議院議員でした。40年近い政治活動の間、何度も「なぜ社会党?」、支援者の方々からは「自民党なら大臣になっていたでしょう」などと言われていました。しかし、軍医として数度、戦地に赴いた経験から反戦平和を強く意識し、終生、野党生活でしたが、一点の曇りもなかったように見えました。
医師は、眼前の患者さんが、どのような転帰をとるのか、わかる場合が少なからずあります。助かると思った患者さんが、治療薬や医療機器がないだけで、亡くなって行くとしたら…医師には耐えられないことだと思います。父とは、それほど多くを話す関係ではありませんでしたが、折に触れて、ジャングルで、負傷や疾病に倒れた兵士を助けることができなかった無念さを聞く機会がありました。
亡父とは政党も異なりますし、生きている時代も異なります。私は、9条を守るとか、護憲と言う考えではありません。基本的に時代に適合すべく、憲法改正は必要であると思っています。しかし、憲法解釈に関わる問題などは、国民に対して、真摯に説明することが絶対条件であると思います。集団的自衛権によって、戦争が起こるとも思いません。しかし、そのような誤解をしている方が、少なからずいるのであれば、丁寧な説明を行うことが必要です。少なくとも、世論調査で過半数が賛成していないと言うことは尋常ではありません。
生命にも関わることが、軽々に決められて行くことは決して看過できません。